若手役者陣が熱演!社会派ドラマの秀作「ラストフレンズ」
「ラストフレンズ」は、長澤まさみさん、上野樹里さん、瑛太さん、水川あさみさん、錦戸亮さんが痛みを抱える若者を演じた社会派ドラマの秀作です。これだけ豪華な若手の役者さんを集めて、恋愛ドラマではなく、社会派ドラマを制作するのは、制作サイドからすれば、かなり勇気のいる決断だったと思いますが、結果として、大きな話題を呼びました。
「ラストフレンズ」の素晴らしさは、さまざまな問題を抱える若者を通して、若者だけでなく、大人が抱える心の病を見事に映し出していることだと思います。登場人物の中で、最も重要な役割を果たしているのが、錦戸亮さん演じる及川宗佑です。幼い頃、母親に捨てられたことがトラウマとなり、長澤まさみさん演じる恋人の藍田美知留に暴力をふるってしまいます。
「ラストフレンズ」では、母親に捨てられた及川宗佑のDVを通して、DVに苦しむ加害者と被害者だけなく、DVの間接的な原因となった母親にスポットを当てることで、若者だけでなく、大人が抱える問題点を鋭く指摘しています。
同じことが他の登場人物にも当てはまり、ドラマを通して、現代社会が抱えるさまざまな問題点を伝えることができた最大の理由は、「ひとりひとりの役者さんが丁寧に登場人物を演じたから」だと思います。そういう意味で、「ラストフレンズ」は「伝える」という表現者の原点を観ることができるドラマです。
もし「ラストフレンズ」に残念な点があるとすれば、最終回の演出と映像ではないでしょうか?第1話から第10話まで、ドラマの臨場感を盛り上げていたスピード感のある演出、映像が、最終回ではすっかり姿を消してしまいました。最終回を観ながら、「あれ?」と感じたのは管理人だけではないかもしれませんが、それを差し引いても「ラストフレンズ」が投げかけた問題は大きな意味を持つと思います。
「ラストフレンズ」の主なキャスト
| ラストフレンズフジテレビ系列 2008年4月-6月放送 平均視聴率 17.7% |
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